第50話 あっ!キリンも象も氷になった!!

冷凍怪獣マーゴドン登場

九州の南原市で春を迎え、温かい日差しを浴びて動物達ものんびりしていた。その時突然寒波が襲来し、南原市街のビルや道路、水道の水や金魚の水槽まで一瞬のうちに凍らせてしまった。動物園のキリンも象も氷になってしまった


南原市で寒波襲来

寒波の襲来によりUGMが集められ、気象による原因はわからない。しかし、イケダとフジモリが怪獣だったら1発で倒せると安易に言うとオオヤマに注意される。「果たしてこれまで怪獣を倒してきたのは本当に我々だったのだろうか?」オオヤマは何か心を決めているようだ。
その頃南原市でマーゴドンが出現し、UGMは南原市へ出動。マーゴドンが南原市を凍らせてしまったのだ。UGMは攻撃開始。だがマーゴドンはミサイルの攻撃を吸収している。垂直降下して怪獣に接近し攻撃。ミサイルも吸収され吹雪で反撃。シルバーガルは緊急発進するが、スリップして上昇できない。マーゴドンの反動の壁にしてようやく上昇することができた。UGMに戻り作戦を立て直しへ。

最終作戦

UGMでマーゴドンのデータ分析が行われ、その結果によると地球のように炎のある星のエネルギーを吸い取って冷凍にしてしまう宇宙から来たすごい怪獣である。怪獣を倒さなければ地球全体が確実に破滅してしまう。太陽系の破滅に結びつくかもしれないので最大で最後のものの怪獣だ。しかしイケダとセラは最悪なときはウルトラマン80におすがりすることを言うと、オオヤマは「もうウルトラマン80は現れない!80の助けは要らない、80の力を借りないで怪獣をやっつける」と言う。そこで冷たいものの性質を利用してジャイアントボール作戦を開始した。

ジャイアントボール作戦開始

イトウたちは鉄球をスカイハイヤーとシルバーガルにつけてマーゴドンを打ち砕く作戦を実施。だが、マーゴドンの吹雪でシルバーガルのワイヤーがはずれ墜落し、イトウとフジモリは脱出。猛と涼子はUGMから出て80に変身しようとすると後ろからオオヤマが追ってきて。猛はブライトスティックを隠した

オオヤマが知る猛の秘密の真相

オオヤマ「これまでウルトラマン80にはずいぶんに助けられた。これまで(いろんな怪獣を倒したこと)のお礼を言うよ、ウルトラマン80
内心でショックを受ける猛。
猛が80だということはオオヤマとイトウは知ってしまった。オオヤマは猛(ウルトラマン80)を感謝している。猛はウルトラの星に戻らなければならない。はプラズマ・マイナズマの戦いで傷ついてしまったことを考慮して「もう80には変身しないでくれ」と言う。オオヤマはシルバーガルで南原市へ向かった

UGMvsマーゴドン

オオヤマはシルバーガルで南原市へ、鉄球をかけてジャイアントボール作戦を再開。しかしスカイハイヤーに燃料切れのトラブルが起こった。その時上から赤いジェット機がシルバーガルを空中給油した。その赤いジェット機はオーストラリアゾーンのタジマとハラダだった。タジマとハラダが駆けつけ攻撃開始。赤いジェット機は冷凍液をマーゴドンの上から投下。マーゴドンは凍り付いてスカイハイヤー、シルバーガルの鉄球でマーゴドンを直撃、粉砕した。UGMはついに80の力を借りずに怪獣を倒すことができた。南原市は春の日を浴びて平和の日に戻った。
タジマ・ハラダを含めてオオヤマはUGMに戻るとエミが迎えに来た。エミはアンドロイドで科学班に作ってくれたと言う。オオヤマは改めて猛が80だということを他の隊員に言った

猛と涼子のお別れパーティー

UGM隊員の驚きを隠せないまま二人のお別れパーティーがささやかに行われた。
オオヤマ「これまで我々は80の力を借りてきた。われわれはいつも弱かった。それは80に頼る力が心のどこかであっただろう。しかし私はある時決心した。自分達の手で戦い抜かなければならないことを。それはウルトラマン80が怪獣との戦いで傷つき、ウルトラの星の事情で星涼子ことユリアンが80を呼びに来たことがわかってしまったからだ。今われわれは怪獣に勝った。80の助けを借りないで地球最後かもしれない大怪獣をやっつけることができた。これで我々は胸を張って80とユリアンにさよならを言える」
80とユリアンはいったんウルトラの星で休養し、またどこかで派遣されるかもしれない。地球のことは絶対に忘れないと涼子。本当はウルトラマン80にいつまでもいてほしかったとオオヤマは言う。
猛「さよならは終わりではなく、新しい思い出の始まりと言います。じゃみんな、元気で!」
猛と涼子は地球最後の一日を公園や町を歩いたり遊園地で遊んだり胸いっぱいの思い出を焼き尽くし楽しんだ。二人は浜辺で80とユリアンに変身。矢的猛はウルトラマン80、星涼子はユリアンとしてウルトラの星へ帰って行った。ウルトラマン80の物語は今終わろうとしている。だが、我々の為に新しいウルトラマンがきっとやってくるに違いない。ウルトラの星がいつまでも輝き続ける限り…
(おわり)